【UFC】網膜剥離から復帰した中村が勝利
UFC
「UFC FIGHT NIGHT JAPAN」
2017年9月23日(土)さいたまスーパーアリーナ
▼第4試合 ウェルター級 5分3R
〇中村K太郎(和術慧舟會K太郎道場/元DEEPウェルター級王者)
判定2-1 ※29-28、28-29、29-28
●アレックス・モロノ(アメリカ)
中村は必殺のチョークスリーパーを武器に2003年10月のプロデビューから17戦負けなしの快進撃。2006年12月にUFC初参戦を果たすも初黒星を喫し、3連敗を喫して契約解除されたが、2015年9月に開催されたUFC日本大会で負傷欠場した国本起一の代役として約7年ぶりにUFC復帰。大逆転勝利でパフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(ボーナス)を受賞した。
その後はUFCで2勝2敗。今回は網膜はく離の手術から約1年ぶりの復帰戦となる。
対するモロノはブラジリアン柔術黒帯、テコンドー黒帯で得意技はフロントチョーク。13勝4敗の戦績で、関節・絞め技による勝利が5回、打撃によるKOが4回。そのうち1R決着は8回、90秒以内の決着が4回という速攻タイプだ。
1R、ジャブで前に出るのはモロノ。強烈な右フックも叩き付けてくる。中村の左三日月蹴りがヒットすると、モロノは明らかに効いた反応を見せて下がる。再びジャブで前へ出てくるモロノ。中村は落ち着いてパンチをかわしていく。
2Rも左ミドルをクリーンヒットさせていく中村。お互いにジャブを出し合い、モロノは右フック、サウスポーの中村は左ストレートを狙う。モロノの右ハイはしっかりブロックし、中村は左ミドルを蹴っていく。
3R、中村がここでついに初タックル、テイクダウンに成功。これはモロノに立たれた。スタンドに戻ると、中村が左ストレートでモロノを仰け反らせる。モロノの右フックで中村は側頭部から大量出血。しかし、残り2分で再びテイクダウンに成功。
すぐに立つモロノに中村は左ミドル。パンチを多く出すのはモロノだが、ヒット数は中村が優る。最後はパンチの打ち合いとなって試合終了。判定は2-1と割れたが、中村が勝利を収めた。
記事は e-Fight【イーファイト】より抜粋